杉田俊明著
『国際ビジネス形態と中国の経済発展』
中央経済社、2002年刊
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本書は経営戦略と経営実務から捉えた中国ビジネスや国際ビジネスの実務書である。 ケース・スタディの1つとして、話題の中国企業、海爾集団(ハイアールグループ)が掲載されている。海爾の経営者、経営戦略と経営システムについて分析を行い、日本企業にとっての示唆を本書は示している。そして、かつて中国市場を席巻していた日本企業はいまでは中国市場だけではなく、世界市場でも中国企業との厳しい競争に直面する時代に突入し、対中ビジネスのパラダイムは、すでにグローバルビジネスへとシフトしている、という点を本書は指摘している。 これからの対中ビジネスは、もはや単純貿易や投資の時代ではない。戦略提携を含め、各ビジネス形態を自社の戦略に応じて駆使し、複合的に展開していくことが求められている。本書はそれらビジネス各形態とその応用について詳しく解説し、そして独資、合弁、国有、民営など各企業形態がそれぞれ活用している貿易形態についても統計や図解を駆使して分かりやすく解説を行なっている。 対中ビジネスやグローバル戦略を再編するために、また、国際ビジネスのノウハウをより体系的に習得し、より合理的な展開を行なうために、本書はまさに必読書の1つである。 (執筆 H.O) 注:本文は出版社側が雑誌の書籍紹介欄にて掲載したものである。 |