新常態対応のグローバル経営戦略(シリーズ)

 「動けない」時代でも「動く」アジアビジネス
〜アライアンスネットワークの再構築と対応の強化に向けて〜

杉田俊明
(雑誌論文 2020年12月11日付掲載分)
 新型コロナウィルス禍により、人々の行動が制約されている。国内で思うように動(うご)けないし、アジアへの出張はままならない。現地駐在員さえも現場に辿り着けないケースがみられ、サプライチェーンの機能が影響され、生産や販売拠点の活動が停滞し、危機的な状況に陥っている部分さえある。

 一方、停滞がみられるものの、アジアビジネス自体は動(うご)き続いている。担当者が動(うご)けないなかで企業はどう動(うご)くべきか、アジアビジネスにどう対応すべきか、関係者の多くはこの難題に悩まされている。

 この(2020年)9月に海外から日本に帰任した筆者もコロナ禍のなかにいた。海外駐在員を含め日本企業やアジア企業の方々と頻繁に往来していたが、ここ数か月では移動制限や、やむを得ない渡航による自主隔離を複数回経験すると共に、リモートで各地にいる方々と結んでいた。それぞれ緊迫な状況に直面するなかで、一緒に検討を重ねてきたのは、アジアビジネスの対策だ。

 課題山積のなかで、本稿は動(うご)けない時代でも動(うご)くアジアビジネス、とりわけ変化に即応するためのアライアンス(以下、提携)に焦点を当て、ネットワークの再構築と、それらを機能させるために合わせて行うリモートと運営システムについても記し、参考に供するものである。

杉田俊明(2020b)
「動けない」時代でも「動く」アジアビジネス
 〜アライアンスネットワークの再構築と対応の強化に向けて〜
 2020年12月11日付 (pw-e4)

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「新型コロナ禍がもたらす日本企業の気付き」、2020年9月11日付(pw-e3)

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杉田俊明担当新聞コラム(シリーズ リンク)
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オーケストレーション・企業運営力の向上を図る

・2013/07/18付掲載分
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・2013/12/26付掲載分
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(随時更新)

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